淺沼組の名古屋支店改修 PJ が「2022年度グッドデザイン・ベスト 100」に選出

株式会社淺沼組(本社:大阪市、代表取締役社長 浅沼誠)の名古屋支店改修PJが、このたび2022年度グッドデザイン・ベスト100 (主催 :公益財団法人日本デザイン振興会)に選出されました。本PJではオフィスビルの改修において土や木 ・植栽などの自然素材をふんだんに取り入れ、“循環の中の建築”を目指してデザインに取り組んだ結果、高く評価されました。当社では今回の受賞を契機に 「環境配慮型リニューアル」としてより一層、人にも地球にもよい循環をつくっていけるよう取り組んでまいります。

  • 受賞名称:GOOD CYCLE BUILDING 001 淺沼組名古屋支店改修PJ
  • 受賞概要:総合建設会社・淺沼組による『GOOD CYCLE BUILDING』のフラッグシップとして、築30年の自社ビルを環境配慮型ビルへリニューアルした建物。既存躯体を活用し、自然の光・風へのアクセシビリティを高める改変を行うとともに、土や木などの自然素材を最大限活用。人にも地球にもよい循環の中に建築を位置づけ直す試みである。
  • 設計:株式会社川島範久建築設計事務所+株式会社淺沼組
  • グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
    https://www.g-mark.org/award/
  • グッドデザイン賞審査委員による評価コメント:
    建設会社の自社ビルの改修において従来のスクラップ&ビルドから脱却し環境配慮型ビルへとリニューアルしたプロジェクト。 既存窓面からセットバックすることで、土・木・緑などの自然素材を用いた風や光が享受できる心地よい中間領域を生み出し、既存躯体を活かした植物と共に成長する豊かな環境をつくりウェルネスを体現している。他現場からの建設残土をアップサイクルし内外装や家具の材料として使用、ユーザー自身で施工する取り組みにより、ある種の不便や不具合に対しても理解と愛着をもって対処できる知識と価値観が社内で共有されている。循環型の環境配慮ビルとして長期的な視点をもって、実践可能なプロセスまでが緻密にデザインされていること、また循環フローを建築物で体現するというアプローチも先進的な試みであり高く評価した。

グッドデザイン・ベスト100プレゼンテーション動画
(本件分のみ、約4分)

22G151110: オフィスビル GOOD CYCLE BUILDING 001 淺沼組名古屋支店改修PJ
1階エントランスホール(左) 執務階のベランダ(右)

グッドデザイン・ベスト100とは

グッドデザイン・ベスト100 は、その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、審美性、提案性、可能性などにおいて総合的に優れているとして高い評価を受けた 100 点です。今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインとして選出されました。

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「 G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

https://www.g-mark.org/

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