株式会社淺沼組(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:浅沼誠)は、10月17日(金)にホテルニューオータニ大阪で開催された「土EXPO2025 OSAKA」(主催:一般社団法人 全国建設発生土リサイクル協会)において、名古屋支店改修工事の際に開発した「還土ブロック」が、「土とみどりのイノベーションアワード」資源循環部門を受賞したことをお知らせします。
当アワードは、土を資源として見直し、再生・循環・価値創造に挑む先進的な取り組みを表彰するものであり、資源循環部門は社会的な土の利用・循環を実現する取り組みが対象となります。

受賞に合わせて、淺沼組技術研究所の建築材料研究グループより、建設発生土を循環利用し、建材として空間に再活用する淺沼組独自の開発事例について紹介。建築と土木が連携して展示ブースを設け、多くの来場者の方々にご覧いただきました。「土を未来へつなぐための共創」を掲げる「土サミット」の設立趣旨に共感し、さまざまな分野で土の活用に取り組む人々と想いを共有する良い機会となりました。




土EXPO・土サミットとは
土EXPOは、都市における“土”の可能性をひらく実践型イベントです。 京都で開催される「土サミット2025」の思想を継承し、都市の現場から土とみどりの未来を考えます。本イベントでは、建設・緑化・防災・教育・食農など多分野の展示・対話・交流を通じて、世代・分野・地域を越えた共創の場を育みます。
土サミットは、『土』をめぐる多様な視点が交差する場として、共通の課題や未来への展望について語り合う、業界横断型の交流・対話の場です。建設、農業、環境、研究など、分野の垣根を越えた情報共有と連携を通じて、持続可能な社会の実現を目指します。
一般的に「土のリサイクル」と聞くと、農業における土壌改良を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、建設現場で発生する「建設発生土」もまた、再利用・再資源化されており、現場内での再利用や、田畑への有効活用など、自然と調和した循環の仕組みが広がりつつあります。私たちの業界が担う「土の循環」は、単なる資源管理にとどまらず、環境保全、地域文化の継承、そして人々の暮らしの質の向上にもつながっています。
このサミットが、そうした「土の価値」を多くの方に知っていただくきっかけとなり、未来への新たな一歩をともに踏み出す場となることを願っております。
出典:土サミット ホームページ https://tsuchi-summit.com/